パリでの出来事part1


こんにちわ。

今回は私が人生で初めて訪れた蚤の市の場所『パリ』について書こうと思います。

タイトル『パリでの出来事』なんかオシャレな響きですよね。

オシャレな出来事想像しちゃいますよね。

ごめんなさい。私のエピソードは、オシャレとは真逆です。

 

21才でうまれて始めてのヨーロッパ。フランスパリです。

英語だって高校レベル。フランス語はボンジュール程度。

旅のお供は指差しフランス語。

まだフランスも今程英語が通じず、空港からパリ市内にでるのも一苦労な旅の幕開けでした。

 

指差し会話集。 凄く心強い味方と使うまでは思ってました。

自信満々に、バスの運転手に何処そこへ行きたいと指差しながらカタカナフランス語喋ります。 はい、フランス人、流暢に、フランス語で返事します。

わかりません。わかりませんよ。答えがわかりません。

そりゃそうなりますよね。

フランス語で質問してきたら、フランス人だもの、フランス語で返しますよ。

これならはじめから英語と、ジェスチャーのが早いなと思ったパリの旅スタートです。

 

私はフランスにきたならどの観光雑誌にものっているパリのクリニャンクール蚤の市に行こうと決めていました。

もの凄い広さの蚤の市。生活用品からアンティークまで区画にわかれていて、見るのに一日は要するパリ最大の蚤の市です。

入念に行き方を調べ、複雑なパリのメトロ4番線の最終駅porte de clignancourt下車という事で、最終駅なら最悪駅の名前聞き取れなくてもそれ以上いかないのだから、、、そこで降りればいいじゃない!楽勝と安心しきっていました。

4番線に乗り込み、一応車内アナウンスに耳を澄ましてみます。全く駅名ききとれません。 でも大丈夫ですよね?最終駅だもの。 パリの地下鉄にゆられ、到着をまちます。だんだん最終駅につれて人も少なくなって、私の乗ってる車両にはひとっこ一人いなくなりました。

流石になんだか心配になり、車両をウロウロしてみますが、助けを求める相手もいません。

でもまだ電車動いてるし最終じゃないと、再び席に腰をおろし到着を待っていると、ようやく電車がとまりました。

 ここかしら?しかし、、、とてつもなく周り暗いし、ホーム見えませんけど? ここどこですか? 一瞬にしてパニクったその時、追い討ちをかけるように車内消灯。 何事!?と心臓がドキッとしましたが、はい、悟りました。全てを悟りました。倉庫はいっちゃいましたね。最終駅で止まるなんて誰もいってないですもの、、、

こんな事ってあるんですね。

 

さぁ、どーしましょ。

一気に心臓バクバクです。蚤の市に向かう興奮から、違う興奮で心臓がバクバクです。 とりあえず、、扉の前でドンドンと何回か叩いて様子伺ってみますが、帰ってくる反応はシーン。

あーこのまま明日電車が動くまで車中泊なのかと、、諦めかけたその時、一筋の光が!

懐中電灯をもった、先頭車両の車掌さんが外を歩いてるじゃないですかっ!

必死の形相で私は車内から激しく窓を叩き、ジェスチャーでワタシ、ナカニイマス。何故か日本語です。人間テンパりますと恥ずかしさ、なんて一切感じませんよね。

車掌さんもビックリですよ。変なアジア人が何故に車内に?と完全に引いた顔で車内を懐中電灯で照らし、私が怪しくないか観察。

私は車掌さんを、拝む。

数秒後、ようやく車掌さんが扉をあけてくれ無事に生還です。その後ホームまで一緒に暗い線路を歩きましたが、、ソーリーソーリーしか言えませんでした。はてフランス語でごめんなさいはなんていうんでしょう。

こんな時は指差しフランス語必要ですね。

そんなこんなでなんとかパリのクリにゃんクール蚤の市に到着し、生まれて始めての海外蚤の市を満喫したのでした! もちろん地下鉄の珍事は忘れて、素敵な物達ゲットしましたよ。

 

皆さん、パリにいったらクリニャンクールお勧めですよ。

降りる駅はしっかりチェックしてからいきましょう

これだけが私からのアドバイスです、、。

そんなクリニャンクール蚤の市は

毎週 土日月に開催されています!!メトロ4番線 porte de clignancourt下車です。駅をでればすぐわかりますので、そこは心配いりません。

 

パリの地下鉄の線路歩くなんて、、、素晴らしい経験ですよね?!