パリでの出来事part2 "憎めないスリの巻"

こんにちわ。

日に日に夏に向かって蒸し暑い日々が増えてきましたね。

どこもかしこもクーラーで私はついてけず、ヒートテックをきています。

サラファインの間違いではありません。

ヒートテックです。

 

そんな事はさておき、今日はパリの出来事第2弾です!

第2弾ですが、、、ごめんなさい。まだお洒落な話はでてきません。

本場のお洒落なパリジェンヌはたくさんみましたが、私に起こる事にお洒落という言葉はは縁のないご様子。ハラハラさせちゃうパリでの出来事です!

 

海外に旅行となると、やっぱり治安が気になったりしますよね。

日本は世界でも屈指の安全国です。

もうどこの国にいっても治安への不安は日本に比べてしまえばでてしまうものですよね。

私も行く前にとりあえず、フランスの治安をサラッと地球の歩き方で調べてみたんですが、たいていヨーロッパの国々で書かれてるのは、スリに注意しましょう!って事くらい。

まぁ、そうそうスリになんて合わないでしょーくらいにパリに向けての治安対策はすませていました。

 

皆さん、スリって凄い犯罪だと思いませんか?? これを完璧にやるには相当の技術と頭の良さが必要だと私は思うのです。手品師のように。

 

しかし、私がパリであったスリはつっこみどころ満載の集団スリだったのです!

そんな話を今回は書かせてもらいます。

 

クリニャンクールの蚤の市をまわり、パリを散策し、疲れた私は一休みしようとメトロ近くのベンチに腰をかけて洒落たパリジェンヌ達を眺めていました。

爽やかな午後の昼下がりです。

浮かびますか?青い空に小鳥のさえずり。綺麗な街並み。

素敵な空気に浸っているのも束の間、

「Excuse me?」と二人の女の子、そうですね、年の頃だと15.6歳ですか?なにやら地図をもって私に話しかけてきます。

「どうしたの?」と聞くとその二人は私の両サイドに陣取り、「エッフェル塔に行きたいんだけど、行き方教えてくれる?」と大きな地図を広げるじゃありませんか。

「エッフェル塔ねー。ここからだと、、、」

、、、、

いや、でもおかしくないですか? どうみても日本人、平安顔、観光客の私に道聞くなんて、期待する答え返ってきませんよね?

そんな事を考えながら、地図をよーくみてみると、なんか、スラスラその地図が読めるんです。物凄く簡単に。外人がもってる地図をこんなに読めるなんて、私も語学力ついたのねなんて思った次の瞬間、、、、

いやいや、これ、、、日本語表記じゃん!!

むしろ書き込みが見慣れた字!私の字だし!

もう思わず「なんでやねん」と二人の少女につっこまずにはいられませんでした。

 

そうです。私は地図をリュックの脇にさしていたので、地図はいとも簡単にスルことが出来たのです。 スラれた事には一切きずきませんでした。

プロの技!凄いですよ。

でもその後!!!!それ使って当の本人に話しかけてきたら絶対怪しまれますよね?!

むしろなんだ?!その勇気とあさはかさは。と関心しちゃいますよね。

 

全てを察知した私は、こいつら怪しいぞと、警戒体制に入ります。と同時くらいに、その二人は一人が強引に話しかけてきて、その間に一人が私のリュックをあけようと必死なのです。

 

もう逆にばれてるのに、やろうとする精神力!!そのアグレッシブさ見習いたいですよ、、。

冷静にいやいや、これ私の地図だし、スレないし。とつっこみをいれ、諦めるだろうと思ったのですが、、、彼女達、まだバックをまさぐろうとしてくる。もう笑いますよね。堂々と人の物を取ろうとする姿勢。

どうしたんでしょう。

これをらやけくそっていうんですかね?

スリって実はこういうものなんですかね? 知らない内に手品のようにやられちゃうもんじゃないんですね。

 

流石にめんどくさいと思った私は、メトロに向かって逃げる事にしました。

切符ないだろうし、メトロまではおってこないでしょうと。

さぁ、どうなったと思いますか?

 

ホームで電車をまってると、なんと仲間を連れ、五人に増えて改札を通ろうとしてるじゃないですか!

おいおい、来たよー。しかも大人数!!卑怯だわー。といささか怯えながらも、きずかれませんようにとそっちを見ないふりして、到着した電車に乗り込みます。

私がのった電車はボックス席の作りになっていまして、まるまるボックスがあいていたので私は窓際に席をとりました。ほっとしたのも束の間、、、来ました!五人の女子達が私めがけ迫って来ます。

もう、こうなったら腹くくりますよね。

ボックス席ってのは通常四人がけですよ。既に私一人が座っています。残る席は、、三席。彼女達は五人。

はい、五人座りました。 ギュウギュウおかまいなしのもうすしずめ状態。

「 いやいやおかしいだろっ」と私はもう日本語ですよ。前回同様、非常時は日本語です、そうつっこみながら、断固動きませんよという姿勢をみせつけてやりましたよ。軽く諦めモードです。

周りを見渡すと、他の席は結構ゆったりおばあちゃんやら座ってるのに、、、、ここだけあきらかにおかしい空間。人口密度の高さ。

そんな事はおかまいなしに、五人の女子達は私からなにか取ろうと必死。

スリってわかってて、すられる人いませんよっといってやっても、なんか取ろうと必死。

もう可笑しくなってきて、私は自分が降りる駅まで、バックのチャック開けられまいとささやかな抵抗。小さな小競り合いの応酬。

周りの人、もう見て見ぬ振りです。そりゃそうですね、 全然緊迫感なかったですもの。 戦うこと五分弱ですかね、降りる駅についたので、すっと降りてやりましたよ。何もとられずに、私は勝利を納めましたよ。

やれやれです。

 

 

パリのメトロというのは何線も入り組んでいるんですね。

市内を回るにはとても便利。

バスのように渋滞もないですしね。よくみんな利用するんです。見方も簡単ですから。

私もほぼ移動はメトロを使っていたんですが、スリも使うんですね。なんとその日一日で彼女達に三回も遭遇するという、奇跡的な経験。

もう最後は、顔見知りの仲、ハイなんて笑顔で挨拶してハイタッチしてやりました。

憎めない彼女達です。

 

旅行や、蚤の市はスリに気をつけましょうなんてお触書がありますが、スリがいても大切なものはチャックを閉めてしっかりもっていれば、余程の手品師に合わない限り、盗まれる事はありません、私の経験上。

せっかくの楽しい旅、治安の心配なんて勿体無いですもんね!

スリの人にもハイ!と言える旅が出来たら、、、楽しいのではないでしょうか??

 

まだまだ続くパリの旅。

第三弾も懲りずにお付き合い下さい。 次こそは洒落な話を!

 

 PS

今年の夏も節電です!

キャンドルランプでLet's節電!!

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