寒さの本場!スウェーデン。

こんにちわ。

まだまだ寒いですね。

もう暦上では春は目の前なんですが、最後の寒さでしょうか。身にしみる寒さです。

寒い季節になると店主は、寒さの本場スウェーデンを思い出します。

店主はスウェーデンでも北部の地域にいたので、寒さについては少し語れます。

今回は、春目前なので冬を惜しもう、より寒くなるお話をしたいとおもいます。

 

マイナスの世界ってどんなんだと思いますか?一桁のマイナスは日本でも珍しいことではないですよね?二桁です。二桁といっても二桁目は1ではなく2です。

そう、マイナス20度。 なんか聞いただけで体感温度一度さがりませんか?

というより想像できないですよね?

外にいればまつげと髪の毛が凍るくらいの寒さだと思ってください。また、夏場は昏々と流れていた川幅100メートルの水が凍ってその上を冬場は歩ける寒さだと思ってください。川が凍るっていうのにはさすがにテンションがあがり、恐る恐る川を横断したものです。
店主が住んでいた土地は-20度が当たり前の地域。一番下がったとき-28度だったかな?いつも学校まで通う道に大きな電子掲示板で気温が表示されてるんですが、なんか-を更新してくのを見るのが少し嬉しいくらい毎日がそんな気温。

寒さって通り過ぎると、あまり雪は振らないんですね。でも気温は低いので雪はとけない。天気はいいけれど辺りは綺麗な雪景色。気温が低いと空気澄むんです。あと女子には朗報。毛穴がしまって美肌になります。北欧の女性が肌がきれいなのがわかります。そんな-の世界の人々、毎日かなり防寒するのかな?と思うんですがそんな事もないんですね。日本の冬と同じな着込み具合。北の国だけあって、暖房設備がかなり整っているので、屋内にさえ入ってしまえばすぐ温まる事可能なんです。しかしやはり外は極寒。店主は友達と夜何度もオーロラ探検で外へでたので寒さで凍死するんでは?という体験を何回もしました。

 

ある日、隣町へ買い物に行こうとバスで一時間おでかけをしました。あたりは雪景色。同じような景色がずっと続きます。隣町へつきお目当てのアンティークショップをまわり一日に一便しかない帰りのバスを友達と待ちます。少しの待ち時間ですら寒い寒い。早くバスがこないかなと時計を見るともう時間すぎてるじゃないですか。え?遅延?もう少し待ってみよう、、、。10分経過。なんだかいやな予感。それと共に体温はどんどんさがって皮膚がぴりぴりしてくるじゃないですか。さすがにこんな遅延はないだろうと、近くのinformationに確認しにいくと「もうそのバスとっくに出発しましたよ」、、、、うそでしょ!!いや見ていない。むしろきていない。そんなはずないと訴えますがいってしまったものは戻ってくるはずもないですよね。一日一便、、。おうちに帰れない。 どうにか帰る方法を探すと、違う町に一度行き、そこからだと自分の住む町までバスが一日数本出ているとの事。しかし、そのバスがくるまでなんと4時間。北の夜はものすごく早い。昼過ぎ2時には暗くなります。心も暗くなります。でもひたすら待つしかありません。寒い。友達が一緒なのが唯一の心の支え。ポテチをかって4時間待ちます。北の人が塩辛いものが好きなのがわかります。寒い土地にいるとなんだかしょっぱいものを欲するんです。口も寒さでつぼまってきます。北の国からの田中邦江があの話方なのかが本当によくわかります。むしろ店主物まねできるようになったくらいです。本場スウェーデンの北部の人も口をつぼめて話します。そんなこんなで、なんとか隣町までいき、帰りのバスに乗ります。やっと帰れる。真っ暗な一本道。対向車なんてほとんどいないのでバスの光と辺りは木と雪。自分の町まで何箇所かバス停はあるんですがあとは降りたいときにブザーをならすシステム。
後部座席でぐったりしてると、ブー、ブザーの音が鳴ります。バスは停車。年の頃70過ぎの白髭を蓄えたおじいちゃんバスを降ります。え?ここ? おじいちゃん、本当にここでおりるの?私思わず身を乗り出します。異国からきた私からみれば先ほどからずっと窓の外をみているが同じ景色がずっと続いていて林の中の一本道をずっと走っている。あたりを区別する標識は一切みあたらないのだけど、素敵なおじいさん!いったい何を目印にブザーをおしたんですか?叫びたい衝動を抑えそわそわしながらおじいさんの後ろ姿を見送る私。しかしおじいさん何の問題もないようにバスを後にし暗闇、雪深い林の中へ消えていったのです。私はただひたすらそんなことはありえないけど、「おい爺さんがおりた場所間違ってませんように。お家に無事に帰れますように」と願ったのです。だって、もし100メートルでも降りる場所間違えたら私ならあの暗闇絶対に家探し出せません。地元の人にとってはなにか目印があるんでしょうかね?北欧七不思議の一つです。
そんな出来事があって、とにかく早く自分たちもお家に帰って暖かいホットチョコレートを飲みたいとおもっていると、、、バスなぜか停車。え?誰もブザー押してませんけど。
運転手外に出てなにやら懐中電灯でうろうろ。何?この期に及んでトラブルは勘弁してよ。そんな願いむなしく、トラブルです。運転手、車内に戻ってきて「バスに異常が見られます。このバスはもう使えないので今からタクシーを呼びます。相乗りして帰って下さい。」わお。そんな。そんな対応って。ってかタクシーはいったいどこからくるわけ?そうです。私たちが出発した町からくる。もうかれこれ1時間は走っている。そう、その意味は一時間タクシーくるまでこの寒い中待つのです。 もう待つのはいやー!!叫びだしそう。残された乗客4人。みな帰る町は同じです。なんて状況、。。最悪とはこのことですね。体は底のいや、もう芯まで冷えて痛い。どうしてトラブルが重なるときってこんなにかさなるのでしょうか?結局通常2時間以内で帰れる道のりを、8時間弱かけてかえる羽目になったのです。飛行機なら日本帰れますよ!
お家に帰って熱湯のシャワーをあびて、内部をが温まるの感じまがらおじいさんの後ろ姿を思い出すのでした。
迷いなくおすブザー。あの土地勘は素晴らしい。おじいさん無事に帰って暖炉の前で暖かくしていてくださいね。

日本の寒さは店主にあの頃の、スウェーデンでの寒さを思い出させるのでした。
長々と思い出話にお付き合いいただきありがとうございます笑とっても寒い地域ですが真っ白な雪景色はおとぎの国のように素敵でなんだか生命を感じない神秘的な空間なんです。ただそこに雪と植物が存在する。寒いけど店主は大好きな地域です。皆様も機会があったら是非!!いってみてください。オーロラにであえますよ。

 

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コメント: 1
  • #1

    si (土曜日, 16 3月 2013 23:58)

    『北の国から』で口をすぼめて話してる人は極一部のような気がし
    ますが…(笑)北欧の人が口すぼめて話すことは勉強になりました。