セネガルの首都でHELPと叫ぶ! アフリカ編第二弾

皆様ご無沙汰してます。
Blog久々に更新させていただきます!
毎日暑いと思ったら急に雷雨がきたり、夏!!を日々感じますね。
あと二週間は猛暑が続くようです!
サンサンの太陽をみるとやはり店主はセネガルを思い出します。
夏といえばアフリカですよね!
今回は第二弾!セネガルの中心でHelpと叫ぶの巻です。
これは、店主が生きてきた中で一番恐怖を感じた体験になります。
真夏に身の毛ももよだつ、、
霊的話ではなく本気の恐怖です!

セネガル三日目。(第一弾は前Blogで確認願います!)
店主はホテルから移動して友達の知り合いの御宅にホームステイする事になります。
市内からタクシーで20分くらいでしょうか?途中にセネガル大学という友達の学ぶ大学がありまして、物みたさに店主も友達に同行して構内を散策。
海の近くにあり、ここがアフリカの大学かーなんて感動。


翌日店主はホームステイする自宅から市内にむけて一人散策でもしてみるかと予定をたてます。
行きは簡単ですよね?
タクシーの運転手さんに市内と片言でもフランス語で伝えればいいのですから運転手さんもわかりやすい。
さて帰りはどうしよう?と、、考えた結果フランス語パーフェクトな友達にホームステイ先の住所を書いてもらい、そのメモを運転手に見せるという作戦!完璧じゃないですか。
それでは市内へ!と意気揚々。
バックもつと、ゴツイお兄さんにすられるのでポッケに少しのお金と友達の書いた紙切れを忍ばせでかけたのです。
何処にでも日本人はいるといいますが、セネガルではまだまだ珍しいのでしょうかね、歩いていれば、まー誰かしら声をかけてくる。フランス語とウルフ語わからない私はサバ!くらしいか返せないのですが市内のマーケットをみたり、カフェでお茶したり観光を一通りすませます。セネガルと日本の文化の違いと、うだる暑さにアフリカを満喫。
さっ夕方になる前に帰ろう!とタクシーに向かって手をあげます。
運転手に友達からもらった紙をみせて、ジェスチャーで、ここに行きたいと伝えます。紙を見てなにやら首をかしげる運転手。数秒後、首を振ります。
え?!何よ。
ちょぴり鼓動が早くなります。
なんだか悪い予感。
違う運転手を見つけ紙を見せるが、NO!のジェスチャー。何事?! もう訳がわからない。
えー!と騒いでると、なんだなんだと野次馬達が集まってくる。
集まった野次馬に紙を見せるが、みんな首をかしげる。
これは流石にやばい!!
言葉がわからないので、状況が全く把握できない。
私がホームステイ先に帰れる唯一のヒントがここにあるのだが、何やら役にたっていない!
さぁっどーする! もー心拍数はMAX。
店主、言葉のわからない国で荷物ももたず道に迷ってしまったのです!
どーする?どーしよっ、炎天下の下1人オロオロするが周りの人はなんだなんだと集まってくる。

はっ!と思いついた案はとりあえず、到着した初日に泊まったホテルを探し出す事!そこにいって電話をかりるんだ!!
もう必死!この漢字の意味を深く体感する程本気で必死です。死を覚悟したのです。←大袈裟?
走り回りようやく発見!
ホテルに駆け込み、驚いた様子のカウンターの人に電話貸してくれ!!ジェスチャーにて伝える。
もう、カウンターのお兄さんぽかーん。
やあ、君は先日泊まっていた、
、、的な挨拶してくるが、こっちはそれどころではない。
早く帰らなければ!!
「フォン! ジャパン!エンバシー!」
店主てんぱり過ぎて日本大使館に助けを求めようとしたのです。
なにやら、カウンターのお兄さん何処かに連絡してくれて受話器を私に渡してくれます。
耳を傾けると完全にフランス語で自動音声。 いやもうフランス語わからないしー。
助けてーとお兄さんにいうも伝わらず。 全く会話にならず。本当にやばい。
さーどすると次の案を考えているとカウンターの横にセネガルのMAP発見!ここから何かヒント得られないかと地図を凝視。
するとそこには、友達が学ぶセネガル大学が!
よしっ!ここに行こう。大学にたどりつけばどうにかなるかも!微かな希望を胸にホテルをでる。
タクシーを捕まえ、ユニバーシティーと伝えるも、全く伝わらず。
そんなに英語ダメ?フランス語で
大学なんていうかわからいしー!
もうこれはダメだとお手上げ!!新しいタクシーを捕まえては同じ質問を繰り返す。みんな首をかしげる。そしてまた野次馬の人だかり。
もー。最終手段。大声でヘールプ!誰か英語わかりませんかー?! 叫びます。恥ずかしさなんてありません。必死だもの。
もう半笑いです。ヘールプ!
何回か叫んでいると、、、
人だかりの奥の方から白ひげを蓄えたおじーさんがゆっくりこちらに近づいてきます。スローモーション。ドラマのよう。でも本当です。
イエース。I can speak English.
その佇まい!神!私にとって何時間ぶりに理解できる言語を発した生物!神の登場です。
すがるように、道に迷った!!みんな言葉通じない。このアドレスに帰りたい!タクシーの運転手に伝えて!と半泣きで伝えると、
神、「まーまーいそぐでない。まーまー。」と。 いや、こっちは一刻を争うのです!
タクシーを!と伝えると
神「状況はわかった。私についてきなさい。」
なぜついていく?ここにタクシーいるよ。
でも神はそんなんかまわずゆっくりと歩きだすではないですか。
ついていくべきなのか?
でも、神がいなくなったら私はもう何もうつ手がない!
ここは神を信じよう!
数秒葛藤して神の後をおう。
神は何やら楽器を作っているらしくそれを見せたいと私の必死お構いなしに、世間話。
いやそれはいいからタクシーをと伝えるも私の話は聞いていない。
どんどん細い道に入って行き不安は一層募る。
え?もしやこの人は神ではなく私変な場所に連れてかれるの?拉致られる?
そんな不安がMAXになる程細い道に入った時、神が扉を開けるとそこには、、、
大量の楽器!
いや、本当に楽器作る人だったのかい!!
色々楽器みせてもらい、演奏なんかしたりして。
いやいや、そんな事してる場合じゃない。
この神はいったい何がしたいのだろう。
もう、日もくれる。
神よ!タクシーを!
そう懇願すると。
「わかった。君はお金はあるのかね?タクシーに乗るお金だよ。」
「あります。だからタクシーのお兄さんに交渉して下さい。」
「いくらあるんだい?」
なんか怪しい。と思い半分はポッケから出さずタクシーに乗れる分だけだす。
「ふむ。僕はね、孫が生まれたのだよ。この国は人が助け合うのだ。
だから僕にお祝いをくれたまえ。」結果お金かい!
え? 助け合うのなら私を助けてよ。
「いや、お金ないよ。これタクシー乗れる全財産。」 そーいうもしつこい。
もーしょーがないと思い手持ち金の半分を渡すと(といっても500円程)ニンマリ顔でタクシーの
運転手になにやら話している。
数秒後、やはりこの紙にかいてある住所ではわからないといっていると神。
え。わかった。では大学に向かってと伝えてもらう。
神なにやらまたドライバーと話している。
念の為本当に大学にいってと伝えたよね?ときくと満面の笑顔でイエス。
 もう神もタクシードライバーも信じるしかない!
神とはここでお別れ。
心拍数MAXのまま後部座席から運転主を見守る。と同時に周りの景色をみて何かヒントがないか確認。そうこうしてるうちに車は大学構内へ。
大学構内についた時、私の脳の記憶部分が何か反応し、いける!と
サイン。
一度友達とホームステイ先から大学までタクシーできている。多分道順覚えている。ここでタクシーから降りても何もできない。
このまま進むしかない!
一大決心をして、会計をまつタクシー運転手にもうジェスチャーオンリー!私が指差す方へ進んでくれ!と伝える。運転手ポカ~ん。おかまいなしに、運転席に身を乗り出して必死にジェスチャーしていると伝わったのか走りだす運転手。決死のドライブ再びスタート!!

アフリカという初めての土地だったので、友達とタクシーに乗った際、初めての景色に目を輝かせた数日前の記憶を頼りに、こっちあっちと伝える。
そこまでは微かなヒントとなる看板であったりと記憶のたよりはあったが最後の最後二股に別れた道。
ここはもうどうにも思い出せない。なんせ周りの景色が住宅街の為ほぼ同じ。
神に祈り勘を頼りに数秒停止させたタクシーに左へいってとジェスチャー。
タクシードライバーも言葉はわからないが多分あまりの必死な日本人に状況を察したのかシリアス。
あとは祈るのみ。
細い住宅街を進んでいくと、見覚えのある門構え!
あった!!思わず叫ぶ!
助かったー!!叫ぶ。
運転手も振り返り笑顔。
もう、あまりの安堵感と嬉しさに交渉時に提示した金額より少し上乗せしてお支払いをすると、タクシーの運転手さんの方が私よりもありがとーありがとーと頭を下げるじゃないですか。いやいやこっちがありがとー。
抱き合って別れを告げ、見慣れた門を開けようとしたところ、私をみつけたお手伝いのマリアさんが涙ながら駆け寄ってハグ。私も安堵感から溢れ出す涙。ハグ!
どこいってたー。遅いから心配したー。とマリア。ごめんねーごめんねーと抱き合う2人。
ドラマですわ。
もう、家についた後は緊張から開放され変なハイ状態。
一生忘れられないこの体験。
思い出してもドキドキしてしまいます。もしあの時右を選んでいたら、、、。

この事より店主が学んだこと。
いくらスリが怖くとも、
何かあったときの備えに荷物はもとう。
初めての土地は、道を覚えよう!

あの時道を全く覚えていなければ、、。想像するだけで心拍数あがってしまいます!
世界の中で自分が何処にいるかわからないって怖いです。

セネガルはハプニングがたくさんある国。

次回は現地の子供に囲まれる!の巻き。をお送りします!

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